1890年頃:カシャーン(ウール) 19世紀、フランスがイランに強い影響力をもっていた時代のカシャーンの絨毯。ヨーロッパ的な絵柄をよりリアルに表現するために、色の異なる細かい糸をより合わせて織っている。そのことで無限のグラデーションが可能となり、光の陰影や布地の質感などを巧みに表現できている。直接的なハタム・デザインの細かいボーダー部は額縁の代わり。 産地:カシャーン 年代:1890年頃 素材:ウール サイズ:139×107cm