日常の中に溶け込むペルシャ絨毯という非日常

2020/9/4

日常とは、仕事を含め生活そのものであり生きていく上で必要とされる生活史の集積を意味し、非日常とは、遊びを含めそれ以外の自由、解放を担うものであります。人は時折、日常から逃れるために、癒しを求め美しい景色や、新たなる人との出会いを求めて旅に出たり、美術館に行ったりします。また、好みのモノを身の回りに取り入れ使うことによって気持ちが高揚したりします。お気に入りの器で飲むコーヒーはまた一味違うわけです。

インテリアは、生活空間そのものであり、毎日をそこで過ごすわけですから何でも良いわけはありません。そこにセレクトしていくモノによって日常がただの日常か、日常の中に素敵な非日常が生まれるのか、大きく変わる分かれ道なわけです。

光和が主催する、ホテル椿山荘東京での『大ペルシャ絨毯展』は、まさに非日常の世界です。さながら森のような庭園にたたずむホテル椿山荘東京のアートギャラリーで、世界に誇れる多くの美術館クラスのアンティークペルシャ絨毯が展示されている空間の中で、たくさんあるペルシャ絨毯の中からお気に入りの一枚を選び取り、心地よい疲れを体感しながらラウンジでお茶して余韻を楽しむ。まさに最高に贅沢な非日常の世界を体験しにお越しください。

会場 ホテル椿山荘東京 文京区関口2-10-8
会期 2020年9月2日(wed)~29日(tue)
時間 10:30~18:30

アペックス軽井沢から

2020/8/3

このブログをご覧の皆様、いつもありがとうございます。

本日はアペックス軽井沢からのブログです。
軽井沢も、コロナウィルスの影響を受け、夏休みも始まりましたがあまり出歩いている方は多くないようです。皆さん軽井沢に来ても別荘でステイホームなのかもしれません。

昨年、軽井沢のお店の外の壁に壁画を描いていただきました。
作者は、光和の非常勤スタッフ兼スーパークリエイターのTさん。
何をやらせてもプロ級の腕前を発揮します!

皆さん通り掛かると、写真を撮っていかれます。
軽井沢新聞の取材も受けました。

ところが今年はコロナウィルスの影響を壁画も受けました。
ご覧ください!

判りますでしょうか?
判った方は【お問合せ】よりコメント欄に答えを書いてお知らせください!

先着5名様に、素敵な物をプレゼントいたします。

スタッフK

始まりました!ホテル椿山荘東京【大ペルシャ絨毯展】

2020/7/8

この度の大雨により被災されました皆様におかれましては、謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈りしております。

本日よりホテル椿山荘東京アートギャラリーでの『大ペルシャ絨毯展』が始まりました。昨日、設営を終え、皆様のご来場を待つばかりとなりました。

会場のホテルではコロナ対策のため入り口で検温と手の消毒をお願いしております。広い会場ですので密になることは無いと思いますが、込み合った場合はロビーやお庭などで時間を調整していただけたらと思います。

会場の雰囲気をお伝えできればと、動画を撮りましたのでお楽しみください。

MIHO MUSEUM サングスコーカーペット

2019/6/19

先日、福井での展示会の帰り道に、前々から念願だったミホミュージアムにやっと行ってきました。そこにある「サングスコーカーペット」が観たかったのです。

仕事柄、近くは良く通るのです。でも高速道路上なので通過です。いつか寄ろう、いつか寄ろう。と思い早十数年。人間思い立ったら即行動しないといけません。気が付けば時間だけが過ぎていってしまいますね。

ともあれ、やっと行ってきました。

この美術館にあるペルシャ絨毯「サングスコーカーペット」は16~17世紀頃のケルマンで織られたかなり大きなペルシャ絨毯です。ほぼ使用感は無く、新品に近い状態のまま400年以上の時を経た奇跡のペルシャ絨毯で、平成6年にミホミュージアムが購入した際にニューヨークタイムズ紙で「マジックカーペット」という題で掲載されたそうです。元はメトロポリタン美術館で長年展示されていたとの事で、購入価格は400万ドル程だったとか。この絨毯の購入時まだ建設中だったミホミュージアムは、この絨毯のために設計変更をして天井高をこの部分だけ高くしています。世界一の美術館を作るために建設され、建設と同時に美術品を集めたというミホミュージアムならではのお話ですね。

実際に見てみると、やや暗い室内にそびえるように掛かっていました。まさに圧巻な空間です。絨毯のデザインは「メダリオン動物文」動物闘争文や六芒星状に絡む龍、有翼人、狩猟文など、様々な文様がたっぷりと織り込まれた逸品でした。使われていないというだけあって、絨毯の状態も大変良く、このような古い時代の物で、ここまで芸術性の高いものは他にないのではないでしょうか。

他にも耀変天目や、隼頭神像、ガンダーラ仏立像など、見事な美術品がたくさんありますのでまたゆっくり来たいなと思いました。しかし、このような美術館が1100円で見られるとはお得です。

スタッフK

 

mihomuseum

駐車場についてからしばらく歩くのですが、道中、少し長いトンネルがあるので、なんとなくワクワク感が高まります。

トンネルを抜けるとエントランスが見えてきます。

設計は、I.M.ペイ氏によるもので、自然の中に埋もれるように溶け込んでいます。

いよいよ中に入ります。

観たかったのはこちらのサングスコーカーペットです。

サングスコカーペット